【EOS 6D Mark2レビュー】一眼レフは今でも買いなのか #6dm2

Canon EOS 6D Mark2は、フルサイズながら軽量でコンパクトな一眼レフとして登場したEOS 6Dの2代目です。

フルサイズミラーレス機が主流になりつつある現在、6D Mark2はエントリー一眼レフ機の存在意義を体現しているかのようなモデルとなりつつあります。

3年ほど使って気づいたおすすめの点、気になる点をまとめていくので、購入を検討している方は参考にしてみてください。

EOS 6D Mark2(6dm2)のおすすめポイント

Canon EOS 6D Mark2
Canon EOS 6D Mark2

軽量フルサイズ一眼レフ

6D Mark2は、可動式液晶モニター、35mmフルサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラにおいて世界最軽量。

画質はしっかり

約2620万画素・常用ISO感度は40000。センサーのスペックは十分です。

最近のカメラは3000万画素以上の高画素機が主流になってきていますが、極端なトリミング前提で使わない限り全く問題ないスペックです。

ミラーレスでは当たり前となったタッチパネル機能付きバリアングル液晶

新型6D Mark2にはタッチパネルが採用されています。フルサイズ一眼レフでは稀。

ミラーレスほどではありませんが、ライブビュー(スマホのように画面に表示させながら撮れるモード)でもフォーカスが実用レベルで早い。

EOS 6D Mark2 バリアングル液晶
EOS 6D Mark2 バリアングル液晶

動画撮影性能

フォーカスもそこそこ早く、バリアングル液晶のタッチパネル操作と相まって、動画撮影のピントの合わせやすさはEOS一眼レフシリーズ随一と言えるでしょう。

ただ、オートフォーカス駆動音の静かなレンズを選ばないとモーター音がまるごと記録されます。

ビデオスナップ機能も搭載。2秒・4秒・8秒感覚で動画をつなげ、ショートムービーを手軽に作成できます。

防塵・防滴

新型6D Mark2は防塵・防滴構造です。不用意な砂埃や水滴からカメラ内部を保護しています。防塵・防滴機構のないカメラより、安心感の面でメリットがあります。

CanonのHPでは「天候や環境に左右されることなく、積極的な撮影をサポートするために。」とされていますが、完全防水ではないので水に沈めるような使い方はやめましょう。

Wi-Fiなどの通信機能が充実

これも今では当たり前ですが、6D Mark2からキヤノンのアプリを通して写真や動画をスマートフォンに転送できます。スマホ編集派には便利。

また、スマートフォンでカメラを遠隔操作できるリモートライブビュー撮影機能も搭載。カメラを三脚にセットすれば、離れた場所からシャッターを押すことが可能です。

EOS 6D Mark2の気になるポイント

EOS Rがある

そのコンパクトさ・手軽さ的にEOS 6D Mark2と比較されることが多いようです。

やっぱりファインダーを覗きたい、という気持ちがあればEOS 6D Mark2。またレンズマウントの違いから、レンズ資産のある方にはEOS 6D Mark2の方が価格的にもお手軽であることは間違いありません。

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EOS 6D Mark2のスペック

記録媒体SDカード
センサーサイズフルサイズ
使用レンズキャノンEFマウント
※EF-Sマウントは不可
画素数約2620万画素
ファインダーあり
ISO感度100〜40000
拡張50〜102400
フリッカー低減
多重露出撮影2〜9枚
シャッタースピード1/4000〜30秒
ストロボ同調速度1/180
ドライブモード1枚撮影
高速/低速連続撮影
ソフト1枚/連続撮影
セルフタイマー10秒/2秒
連続撮影速度最高約6.5コマ/秒
ライブビュー顔+追尾優先AF
タッチシャッター可
グリッド表示3種類
動画撮影機能記録形式MP4
タイムラプス撮影:MOV
記録サイズFull HD/HD
Wi-Fi機能・スマートフォン
画像の閲覧/受信
カメラの操作
・プリンター
・他
Bluetoothあり
使用電池・バッテリーパック
LP-E6N/LP-E6
大きさ約144.0×110.5×74.8mm
重さ約765g(バッテリー等含)

EOS 6D Mark2の価格・発売日

EOS 6D Mark2の価格は、ボディのみで14万円ほど、EF24-105 IS STMとのレンズキットで20万円ほどになっています。(2021年7月現在)

発売日が2017年の夏で、当時の値段が24万円程度。比較的早いペースで値下がりしていましたが、さすがに落ち着いてきたようです。

ファインダー派ならEOS 6D Mark2

EOS 6D Mark2 レンズキット
EOS 6D Mark2 レンズキット

EFレンズの資産があってもマウントアダプターを使えばEOS Rで使えるし、レフ機をあえておすすめする理由はあんまりなくなってきているのは確か。

それでも「とにかくすぐにフルサイズ機がほしい!」というのであれば6D Mark2は十分ありだと思います。

・フルサイズ
・ライブビューのフォーカスがちゃんと使える
・バリアングル液晶

このおかげで一眼レフでありながらミラーレスとしても使えるという、特化したものがない代わりにそつのないカメラで、5D系にはない手軽さ、便利さがあります。

価格もフルサイズカメラにしてはお手頃。フルサイズの1台目に検討したい機種です。

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